【抗がん剤の副作用】がんの化学療法を始めて、現在9クール目です。
副作用の出現時期や症状には、個人差があるそうです。
夫の場合、特につらいのが足のしびれです。
なぜ足がしびれるの?
抗がん剤の種類によっては、末梢神経障害(しびれ)を引き起こすことがあります。末梢神経障害は他の副作用と比べて一度出現するとその回復には時間がかかります
国立がん研究センター
しびれが起こりやすい薬
シスプラチン、オキサリプラチン、パクリタキセル、ドセタキセル、ビンクリスチン、ビンブラスチン、ボルテゾミブ
夫の場合、オキサリプラチンが処方されています。
オキサリプラチン点滴(プラチナ製剤)
オキサリプラチン点滴静注100mg 20mL 2瓶
オキサリプラチン点滴静注50mg 10mL 1瓶
第三世代のプラチナ製剤で、シスプラチンなどとは異なる化学構造を持っています。がんに対するはたらきはシスプラチンと同じく、2本のDNA鎖の間に入り込んで、DNAの合成を阻害します。
オキサリプラチンは、イリノテカンおよびフルオロウラシルとともに、大腸がん治療の「標準3剤」とされています。主に他剤と併用されます。
※プラチナ製剤とは・・・・・・細胞傷害性抗がん剤の一種です。 プラチナがDNAの塩基と共有結合することで、塩基同士を結合させてしまいます。 塩基同士が結合してしまうと、DNAの複製や転写ができなくなり、細胞は死んでしまいます
大腸がん治療の「標準3剤」のひとつなんですね
副作用は個人差があるとはきいていましたが・・・・
主治医に相談
夫の相談内容です。
手のしびれは微小ですが、足がしびれます。
足の裏のしびれがひどいです。
主治医の説明です。
どうしても抗がん剤を長く続けていると、どうしてもしびれが出てきます。
何もないところで、つまづいちゃったりとかします?
夫の返答
それは大丈夫です。
主治医の問い
眠れないとかはどうですか?
夫
それはありません。
ここから主治医の説明です
しびれてるな~って感じですかね?手は大丈夫なんですね。
足の方が負荷がかかるんです。体重がかかっているし。感覚が鈍くなってくると、足の裏って繊細なので。
ちょっとの角度とか出っ張りとかを感知して、避けたりするので。それがなくなると、つまづきやすくなってきます。
家の中で歩いていてちょっとした段差のところで、つまづいて足をぶっつけたりしたり。
そのような症状が出てきたり、皮がむけてしまったりすると薬を減らさないと。
抗がん剤を減らすということでしょうか?と
この時、質問すべきでした
なめらかな説明は、ついそのまま聞いてしまいます。
知識不足ですね。自分の準備不足だと感じます。
説明を聞いているときの感想としては、
足の裏って繊細
足裏マッサージとか、足のツボは全身につながっているらしいし。
足のしびれは、ほおっておいてはいけない。きちんと伝えないといけない。
夫は、我慢強く、なかなか口に出しません。(がんの発見が遅れたのも痛みを我慢し過ぎたため)
夫の様子は、よりじっくり観察しようと決めました。
漢方のすすめ
そこまででなければ様子を見ながら、漢方薬でしびれに効く薬があるので、一度試してみるのも。
この薬は、体力が低下した疲れやすく、腰から下が冷えやすい方の、しびれや下肢や腰の痛み、むくみ、排尿障害などに用いられます。
出典:「NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版」 (主婦と生活社)
牛「牛車腎気丸」は、「八味地黄丸(ハチミジオウガン)」に「牛膝」と「車前子」という生薬を加えたものです。この薬は、体力が低下した疲れやすく、腰から下が冷えやすい方の、しびれや下肢や腰の痛み、むくみ、排尿障害などに用いられます。
このような状態は、漢方では「腎虚」ととらえられます。「腎(じん)」は、生きるエネルギーである「気(き)」を蓄えるところで、その働きが衰えると、前述のような症状が起きてくるのです。いわば老化にともなう症状で、「腎虚」を改善する「八味地黄丸」や「牛車腎気丸」は高齢者によく用いられます。
高齢者の頻尿(ひんにょう)、特に夜間頻尿をはじめ、腰痛や下肢痛、糖尿病の合併症の神経障害によるしびれなどに使用される。車腎気丸(ゴシャジンキガン)
効くか効かないかというところで、効く人には効くんですけれど。漢方がだめでなければ、お薬出してみます。
漢方って、痛み止めではないので、飲んだ瞬間にす~っとしびれが消えるわけではない。どうしても、味が苦手とか吐き気が出てしまうとか、もっとひどくなるでなければ、1か月続けてみて
抗がん剤を続けていくごとに、しびれはひどくなっていくので、
ひどくなってなければ、効いているかな?と。うまくいけばしびれが気にならなくなっていく。今と変わらなければ、効いているかな?と。
蓄積性の副作用?
抗がん剤を続けていくと、しびれがひどくなっていくということですね。
不安です
漢方薬のやめどき
しびれの範囲が広がってきました。手までしびれてきました。となったら漢方はやめていこうと思います。
生活での注意点
保湿をしっかりすることと、きつい靴をはいて靴擦れしないこと。
やはり保湿が大切なのですね
おわりに
がんの化学療法を始めて、現在9クール目です。
抗がん剤を始める時は、髪が抜けるかも、吐き気で苦しむかも。との先入観がありました。
今、一番のつらいことは足のしびれだそうです。
漢方薬が効きますように!