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がん保険は不必要説に怒り「本当に必要なときにはもう入れない」

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「がん保険」は不要!と書いてある文章を見かけることがあります。著者は、専門家と呼ばれる人や経済学者などです。

ちょっと待ってください。庶民感覚が抜け落ちているのではないでしょうか。

まず、どのような読者を想定しているのでしょうか。

今や、普通に暮らしていても可処分所得(使えるお金)は少なく、貯金が潤沢にある人はそう多くはないのではないかと想像できます。

我が家の場合、夫ががんと診断される前、がん保険はなぜか不要と思ってしまい、失効したままで再加入しませんでした。

なぜ、失効したまま再加入しなかったのか、お金の使い方を考えたうえで、優先順位が高くないと判断していました。

がん保険不要説の根拠を調べもせずに、自分に都合よく解釈してしまいました。

実がんになって初めてわかる想定外の出費があります。公的医療保険では、まかねえません。

がん保険は不要!の記事が出るたびに憤りを感じています。

治療、手術が決まり、さあ入院の手続きとなった場合

差額ベット代がかからない病室が空いていなかった場合、入院や手術、治療を延期しますか?他の病院に行きますか?

建て前では、満室の場合は差額ベット代を支払う必要がないはずですが、事実は違います。

入院予約の際、サインが求められます。予約していても、慢性的な病床不足でなかなか入院出来ない場合もあります。

不服ならば、入院日は病室が空き次第になりますが、治療計画が変更になります。

時間が何より貴重ですので、差額ベット代を気にして転院や延期は考えにくいです。

そのため、満室の場合は差額ベット代を支払いますとサインせざるを得ない状況になります。

その他傷病手当金がある人は、生活はなんとかなる。と思いがちですが、その間も社会保険料は支払います。高額です。思ったほど、金額も少なく申請書類作成や振込まで時間もかかり、期間も最長で18か月間です。

目次

がん保険が不要な人

がん保険は必要ない!と記事を書いている人は、次のような人を想定して発信しているのかもしれません。

  • 充分な貯金がある
  • 貯金できる
  • がん保険に支払う予定の金額で、運用が上手に出来る
  • いざという時に、金銭面で頼れる人がいる人

そういう場合は、必ずしもがん保険に入っておくべきだという度合いが、それほど高くないと思います。

それは、金銭面で余裕のある人です

余裕があるからとりあえず保険に入っておく。こういうタイプの人は、投資などにお金を回すことで、

リスクを回避できますね。

余裕がないから保険料がきつく加入しない。実は、こういう場合こそがん保険に入らないといけないと思うのです

あまり知られていない、がん保険未加入で起きること

がんになってしまってからでは、保険に入れない。健康リスクが高いと、医療保険には加入できない

保険料を支払えば、だれでも加入できると考えがちですが、一昔前とは違ってきています。

がん保険の申込書には、「告知書」といわれる書類でその時点と過去の健康状態などに関する質問事項に回答(申告)する必要があります。

がん保険の診査は、その内容にもとづき、保険会社ががん保険契約を結べるかどうか判定するという形で行われます。

大半の場合、その「質問事項」のなかには「いままでにがんの診断を受けたことがありますか?」という項目があるのですが、この質問に対する回答が「はい」である場合、断られてしまいます。

がん保険に関わらず、最近の保険会社の加入条件として、健康状態のチェックは年々厳しくなっています

年齢が上がれば上がるほど、難しくなります。

がんと診断されても加入できる保険もあるようですが、いざ申し込んでみるとなかなか条件には会いません。

保険に入る順番

社会人になった。結婚した。子どもが生まれた。など保険に入るきっかけはいろいろです。

医療保険などに入る場合、次のような順番になる方が多いのではないでしょうか。

大手の生命保険に入る

大手の標準的な生命保険に入る

掛け金高いなあ

そして保険料の見直しを検討し始めました。

掛け捨ての共済などに入る

雑誌やネット記事、動画配信などで保険不要論を唱える人が多くいます。

日本は公的医療保険制度が充実している。高額療養費制度もある。だから入るのなら掛け捨ての保険で充分

でも、もしものための保険。

生活を圧迫するのであれば、解約。その分貯金する。それは理想ですね。
保険料の分、本当に貯金できればいいのですが。

がん保険、医療保険の特約、就業不能保険・・・・・・・

家計を見直そうとすると、やはり保険のスリム化を考えます

必要最低限でいいのでは?

そして、いつの間にかがん保険の払い込みをせずに失効したり、解約したりします。

最低限の保険でいいという論調もあります。

では、がん保険に入っていない時にがんになってしまうと、どのくらい大変なのでしょうか

2つの高リスク

がんになった場合の医療費についてざっくり説明します。

がん治療は長期化することが多い

がんの種類や進行度によっても違いますが、一般的にがんにかかると、治療が長期化することがあります。

最新がん統計・・・国立がん研究センターのHPより

5年相対生存率

がんの10年相対生存率

がんのサバイバー生存率

について詳しく掲載されています。

  • 2019年に新たに診断されたがんは999,075例(男性566,460例、女性432,607例)**性別不詳があるため男女の合計が総数と一致しません。
  • 2021年にがんで死亡した人は381,505人(男性222,467人、女性159,038人)
  • 2009~2011年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で64.1 %(男性62.0 %、女性66.9 %)
  • 日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)
    男性65.5%(2人に1人)
    女性51.2%(2人に1人)
  • 日本人ががんで死亡する確率は(2021年のデータに基づく)
    男性26.2%(4人に1人)
    女性17.7%(6人に1人)

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)
男性65.5%(2人に1人)
女性51.2%(2人に1人)
本当に高確率なんですね。

医療費は、自己負担額が3割(70歳~74歳は原則2割、75歳以降は原則1割)。

高額療養費制度があるので大丈夫。

いえいえ、

高額療養費制度は、あくまでも、1ヵ月あたりの自己負担額の上限を定めるものです。

たとえば、報酬月額が「27万円~51万5,000円未満」の人の自己負担額は以下の通りです。 80,100円+(医療費-267,000円)×1% 治療費が月100万円かかった場合、本来の自己負担額は「3割負担」で30万円ですが、高額療養費制度を利用すれば自己負担額は 80,100円+(100万円-267,000円)×1%=87,430円

こちらの都合で、きっちり1か月以内で、診察していただくように調整することは困難です。

報酬月額というのが曲者で、賞与も交通費も含みます。

報酬月額とは、税金や社会保険料控除前の金額です。手取りではありません。

そこから医療費約9万円です。それが、何か月も続きます。

しかも、自己負担額の計算も複雑なルールがあります。

  1. 月の初めから終わりまでの暦月ごとに計算
  2. 医療機関ごとに計算
  3. 同じ医療機関でも入院と外来は別計算つまり、入院と外来は合算出来ない
  4. 同じ医療機関でも医科と歯科など科が違うと別計算
  5. 入院時の食費負担(1日約1500円)や差額ベッド代などは対象外

想定していたより、医療費だけで相当なお金がかかります。

病院への交通費や、衣類、食事、日用品、治療のためのグッズととにかく支出が膨れ上がります

自由診療や先進医療

公的医療保険制度の対象外の治療を試してみたい。技術料が自己負担になる先進医療も受けてみたい。

と思っていても、断念せざるを得なくなります。

「自由診療」を受けるケース ・技術料が自己負担になる「先進医療」を受けるケース

意外と選択肢は多いようです

無菌病棟より愛をこめてという加納明子さんの著書があります。

他にお勧めの本は、治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つです。

がんを何とかしたい場合、「自由診療」や「先進医療」は、大きな力になっているようです。

先進医療の保険ってこういう時のためにあるのかと、多額の医療費の実態が参考になりました。

治療給付金

掛け捨ての保険が、セーフティーネットになると考えていました。

入院給付金も出るし、必要最低限これでいいと

ところが、抗がん剤治療は入院してするのではなく、通院で出来るのです。

全く知りませんでした。

抗がん剤、放射線治療を受けたらその都度「治療給付金」を受け取れるがん保険にはいっておけばよかった

※治療給付金の保障は、抗がん剤、放射線治療といった典型的ながん治療を受けたら、その月ごとに「10万円」等の一定額を受け取れるものです。

診断給付金

がんと診断されたら「診断給付金」を受け取れる

これ大きいですね。

がんと診断されたときを思い出しても、最初が一番大変でした

ただでさえ、病気の事、治療のことで頭がいっぱいなのに、お金の事も考えなければいけない。

傷病手当金があるといっても、実際に振り込まれるのは約3か月後。

しかも、月額報酬料の3ぶんの2。そこから社会保険料を納めなくてはなりません。

出費がかさみます。まとまったお金がいただけたら、どれほど助かることか。

賃貸住宅に住んでいたり、月々のローンがあったりしたら、働けない間の支払いに本当に困ります

まとめ

「がん保険」は不要!と書いてある文章を見かけることがあります。

しかし、本当に必要なときには入れません。加入条件を満たさないからです。

体調を崩してからでは、遅いのです。

実がんになって初めてわかる想定外の出費があります。公的医療保険では、まかねえません。

結論

がん保険が不要な人は、

  • 充分な貯金がある
  • 貯金できる
  • がん保険に支払う予定の金額で、運用が上手に出来る
  • いざという時に、金銭面で頼れる人がいる人

充分な貯金もない、頼れる人もいない、私のような人は、絶対がん保険に加入しておくべきでした

現在、加入しても断られない人は、是非申し込んでください。いったん病気になったり、健康診断の数値が悪かったりすると、もう入れません。

安心して病と闘うためにも、貯金が充分ない人は、誰がなんといってもがん保険は必要です。

日本人が一生のうちにがんと診断される確率は(2019年データに基づく)
男性65.5%(2人に1人)
女性51.2%(2人に1人)
本当に高確率です。他人事ではありません。

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