抗がん剤も10クール目になると、爪がボロボロになってきます。
痛い、割れてきた。
保湿剤、クリームだけじゃ保護できないね。
マニュキュアがいいと聞いていたので、探しました。
マニュキュアは、「おしゃれのためにするもの」という先入観からか、とっても嫌がる夫。
ネイルガードテープ
マニュキュアがいいらしい。
とはいうものの、すごく抵抗していました。
照れくさい、面倒。
おしゃれには全く関心のない夫。(けれど髪の毛に対する意識はある)
最初は、サージカルテープを貼っていました。
サージカルテープのメリット
- ハサミを使わずに手で切れます。
- 手で切れると、一人でも簡単にテープを貼ることできます。
- 何度でも外して巻き直すことができます。
- 巻く位置がずれてしまって、失敗してしまうことも多いので巻き直しは便利でした。
- 隙間なく、ピタッとくっつきます。
- ズレません。
- 濡れても縮みません。
サージカルテープのデメリット
この部分がちょっと不満でした。
普段の生活では、問題はありませんでした。
- 自転車のハンドルを握っていて、すっぽり抜けてしまったこと。
- きつめにテープを貼ると、それはそれで血が巡らない。
- 貼ってる感がある。
- 外見から、テープを貼っているのがわかってしまう。
- 防水ではない。
何と言っても、外見から「どうしたの?」と聞かれてしまうのが嫌だったようです。
そのため、
外出しないときや、寝るときだけ貼るようにしました。
貼っている間に、爪が成長して・・・・というよりは、
もっと根本的に爪そのものを保護した方がいいと考えました。
それには、やはりマニュキュアが良さそうです。
マニキュア、ネイル、ジェルネイル
抗がん剤治療中に爪を保護するには、マニュキュア、ネイル、ジェルネイルどれがいい?
何を買っていいかわからなにので、まずは調べることから始めました。
恥ずかしながら、私は家事や子育てに追われ、自分のおしゃれは後回しでした。
そのため、
- マニュキュア、ネイル、ジェルネイルという分類がある。
- 意味も使い方もわからない
このような状態でした。
それでは、病院やいろいろなサイトを読んで出した結論です。
マニュキュア、ネイル、ジェルネイルのうち抗がん剤治療中に爪を保護するにはどれがいいでしょうか?
抗がん剤治療中に爪を保護する際には、通常のマニキュア、ネイル、ジェルネイルのいずれかを使用することができますが、選択する際には以下のポイントに注意することが重要
- 通常のマニキュア
- 通常のマニキュアは、比較的簡単に塗り直せるため、変色や剥がれた場合に修復しやすいです。
- ただし、通常のマニキュアは比較的耐久性が低く、頻繁に塗り直す必要があります。
- ネイル(アクリルまたはジェルネイル)
- ネイル(アクリルまたはジェルネイル)は、通常のマニキュアよりも耐久性が高く、長期間持続します。
- 一方で、ネイルの施術自体が爪に圧力をかけることがあるため、爪への影響が大きい場合があります。
- 抗がん剤治療によって爪が弱くなっている場合、ネイルの使用は慎重に検討すべきです。
結論
マニュキュア
100円ショップでマニュキュアを買いに行きました。
マニュキュアにも種類があるようで、トップコートとベースコート。
・ベースコート:ネイルカラーを塗る前に使うもの
・トップコート:ネイルの仕上げに塗るもの
ベースコートには、爪の表面を滑らかにして、ネイルカラーと爪の密着度を高める役割があります。
両方塗る?それともどちらかでいいの?
ベースコートとトップコートどちらがいいか
それでは、ベースコートとトップコートどちらを選ぶのがより効果的か、調べてみました。
一般的には、ベースコートが爪を保護し、割れやすさを軽減するのに役立ちます。
爪われの予防にはベースコートを使用することがおすすめだそうです。(トップコートも爪を保護し、マニキュアの持続性を高めるので、爪われを防ぐために役立つことがあります。)
ところで、爪に副作用が出やすいお薬とそうでないお薬があるそうです。
爪に副作用が出やすい薬とは
抗がん剤治療(化学療法)をしていて、爪に副作用が出やすい薬というのがあるそうです。
主に、フルオロウラシル、TS-1、カペ シタビンなど5FU系の抗がん剤。
ドセタキセル、パクリタキセルなどタキサン系の抗がん剤です。
5FU系の薬では爪が黒ずむことが多く、タキサン系の薬では爪に筋が入って凸凹した状態になる副作用が高頻度で出ます。国立がん研究センター中央病院HPより引用
夫は、カペシタビン(ゼローダ)を使用しています。
薬剤師さんの指導
病院の薬剤師さんに、毎回指導を受けています。
爪や手の皮膚が乾燥しないように、手洗い後や入浴後にクリームや爪用オイルをやさしくマッサージするように塗り、保湿するようにしましょう。
とにかく、乾燥が大敵!乾燥させないように
乾燥させないということと、他にも注意すべき点を説明してくれました。
注意すべき点
抗がん剤治療(カペシタビン)に対して爪に関する副作用軽減として、次の3点を特に注視します。
- 爪の短さを保つ: 爪を短く切ることで、爪の割れや剥がれを軽減できます。爪が長いと、割れや剥がれがより顕著になる可能性があります。
- 爪に対して過度な圧力をかけない
- 爪は過度な水分にさらさない。
注意しなければ!と思っていても意外とおざなりになってしまいそうです。
救世主はこれ
見つけました。
二枚爪や爪の割れ・欠け対策に、弱い爪を補強する商品です。
メンソレータム ハンドベール 爪の割れ 二枚爪 爪コーティング ツヤなし リッチネイル爪補強コート 10ml
液体コート ハケ塗りタイプです。
今は、これを使用しています。
メリット | デメリット |
---|---|
つや消しのおかげで、目立たない 重ね塗りが簡単 値段が手頃(千円弱) ハケ塗りが簡単 | 長持ちしない →まめに塗る必要がある 独特の溶剤の匂いと 乾くまで2〜3分は待たなければならない |
欠点は、長持ちしないこと。マメに塗る必要があります。
おわりに
現在、抗がん剤の治療をしています。
今の悩みとして、しびれ、爪割れがあります。
爪割れは、本当に痛そうで
でした。
価格が安く
もっと早くに見つけたかった商品です。
しかも、つや消しタイプなので、目立たないのです。
夫は、目立つことがとてもとても嫌いなので、マニュキュアを嫌がっていました。
本当に重宝しています。
少しでも工夫をして、副作用を予防したいとおもいます
※しびれに関しては、ここにまとめてあります。↓