病気の発見が遅れたり、的確な診断をしてもらえないのは一般人だから?
それとも運?
有名人ですら、癌と診断されるまで紆余曲折あるようです。
すぐには癌とは診断されずに、癌と判明するまでの経緯が気になったので、まとめてみました。
食道がん
秋野暢子さんの場合
食道がんが判明するまでを振り返った秋野さん。
別の総合病院で血液検査と腫瘍マーカー検査を受けるも異常はないと診断されますが、喉のつまりは依然としてあったそうです。
その後、5月に別の耳鼻科を受診すると、再び軽度の逆流性食道炎だと診断。
6月には別のクリニックで胃カメラを受け、
自身も映像をリアルタイムで確認したところ、一目見てガンだと分かる腫瘍が見つかり、医師もがんだと判断。
舌癌
youtuberのジバさんの場合
1か月半の間、違和感を放置して耳鼻咽喉科を受診。
尖った歯が、舌と接触して擦れて痛みが出ている。尖った歯を削るように歯医者に行ってください。と言われたそうです。
再度耳鼻咽喉科(同じ病院)に行くが、あまり削れていないので”再度削るように”促されたそうです。
限界まで削り2~3週間経っても、痛みが増して再度同じ耳鼻咽喉科受診。
膀胱がん
腰痛に、急激に襲う強烈な尿意。
前年に小倉さんが膀胱全摘出手術をおこなってたので、
(一つ目)がんを疑い泌尿器科を受診すると「前立腺肥大」と診断された。
さらに2つ目の病院を受診した。しかし結果は同じ、「がんではない」との診断だった。
症状は悪化、3つ目の病院では…
しかし、しばらく経っても状態は落ち着かない。
急激な尿意に備え、日中は電車に乗る前、乗り換えの駅、目的地の駅に着くたびにトイレに駆け込んだ。夜は寝床に入っても、腰が痛くて寝返りが打てない。
泌尿器科から腫瘍内科に変更して検査をすると、すぐに医師が「がんでしょう」と告げた。
共通して言えること
まず、体調が悪くなったり、痛みがあります。
近くの病院など、念のため病院で診てもらおう!
再度同じ病院に行く。症状が治まらないと伝える。
体調が戻らず、つらい状態が続く。
良くならないため、大きな病院を紹介してもらう。
検査を重ねて、やっと体調不良の原因が癌であることが判明する。
この道のりが長いと、精神的にも肉体的にも苦しみます。
最初から癌と疑うことは難しいのでしょうか。
最初から、癌かもしれないとは考える人は、少ないのではないでしょうか。
医師も専門性や経験などがないと、難しいのかもしれません。
すぐに的確に診断され、治療できるというのは、運がいいということなんでしょうね。
参考として。
長尾和宏医師の話
下痢や便秘を訴えて医療機関を受診される方は毎日たくさんおられます。もちろん問診や診察を丁寧に行いますが、その時にもし胃腸の風邪(感染性胃腸炎といいます)が流行していれば、「胃腸風邪ですね」と診断を下してしまうことも。
特に深夜の救急外来など1回だけの診察だけでは見逃してしまう可能性があります。本来なら感染性胃腸炎以外の病気が疑えば、エコーやCTを行いたいのですが、過剰診療になるのではという遠慮もあります。まして大腸の内視鏡検査は患者さんにとってやや負担が大きいので提案しにくいことがあるのです。
■大腸がんの人は、進行していても見かけは元気なことも
また、私の経験では、大腸がんの人は「お顔」で騙されることがあります。進行した胃がんの場合は、お顔を見ただけで、「ああ胃がんかな」と察しがつくものなのですが、一方、大腸がんの場合は健康で元気そうに見える人が多く、たとえステージIVであっても気がつかないということがあり得るのです。
がん検診には、メリットやデメリットがあります。
公益財団法人 日本対がん協会より抜粋します。
おわりに
身体の不調が続き、病院を受診します。
ところが、一向に改善せずに癌と診断されるまで、時間がかかることがあります。
運も左右しているかもしれません。
【誤診】癌の見落としなのでは?と疑うこともあります。
いくつも病院にかかって、やっと癌と診断された有名人の例を、いろいな記事から抜粋してみました。