【大腸がん】の根治を目的に、まず人工肛門の造設を施工するという説明を受けました。
病名と病態
医師の説明です。
- 病名・病態
- 現在の状態
- 予定手術
- S状結腸癌 結腸膀胱瘻
- 気尿を生じている(尿管留置中)、大腸閉塞傾向
- まず人工肛門造設術
手術の目的・必要性・有効性
- 目的
- 必要性
- 有効性
S大腸癌の根治を目的に、まず人工肛門の造設を施行
全身検索、結腸膀胱瘻による炎症を少しでも改善した後に根治術を計画します。
消化管ストーマは、
- ずっと造られたままの「永久的ストーマ」と
- 後になって閉鎖される「一時的ストーマ」に分けられます。
手術の内容および注意事項
- 目内容・方法
- 必合併切除要性
人工肛門マーキング部を皮膚切開し小開腹。
腹腔鏡にて腹腔内を観察(腹膜播種の有無など)
全横行結腸を拳上し双孔式の人工肛門を作成します。
※人工肛門マーキング
手術前に、油性ペンでお腹にマーキングをしていました。
やせてしまって、マーキング周りの皮膚がたるんでしまい、扱いにくい状態でした。
その後の経過・治療
ストマケア習得の後にいったん退院
術後に予想される主な偶発症
術後 | ストマー |
---|---|
出血 肺炎 血栓症など | 皮膚炎 ストーマ傍ヘルニア ストマの壊死脱落など |
傍ストーマヘルニア
傍ストーマとは
傍ストーマヘルニアとはストーマ造設時に腸管を引き出すために腹壁に形成した孔から腹腔内の小腸や大網などが脱出し、ストーマ周囲皮膚が膨隆する状態です。 術後の体重増加など腹直筋の緩みなどが原因で、晩期合併症のなかでも最も頻度の高いものです。
引用元
傍ストーマヘルニアをつくらない腹膜内経路単孔式大腸ストーマ造設法
傍ストーマヘルニアをつくらない腹膜内経路単孔式大腸ストーマ造設法という本を見つけました。
- 出典: 外科 Volume 83, Issue 5, 643 – 647 (2021)
- 出版社: 株式会社南江堂
本の内容で、注目する点
ストーマの種類によって発生頻度は異なる
双孔式ストーマよりは単孔式ストーマで,回腸ストーマよりは結腸ストーマでその発生頻度が高いとされている
双孔式ストーマ、結腸ストーマなので少しは発生頻度が低いかな・・・
手術をしなかった場合に予想される経過・予後
医師からの説明の書面に書いてありました。
癌の進行による諸症状の出現
生命予後の短縮
治療方針など、反対する理由はありません。
主治医に従って、前向きに考えます。
おわりに
手術の日が決定してから入院の準備、病気のことをインターネットで調べたり忙しい日々でした。。
夫の様子
治療が始まる・・・早く痛みのない生活を送りたい。
時々立ちくらみをしていた。
半年前くらいから立ちくらみがありました。今思い返すと、がんの兆候だったのかもしれません。
家族や周りの大切な人に、いつもと違う体の変化は要注意!と話しています。